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72の法則

「72の法則」をご存知ですか?

 

これは、預けているお金が何年で2倍になるかを知るための法則です。

何%の年利で複利運用したとき、元本が何年で2倍になるのかが簡単に計算できます。

 

計算方法は

72÷年利(複利)%=2倍になるまでに必要な年数

というシンプルなものです。

 

例えば、年利3%で運用できると仮定すると、「72÷3(年利3%)=24年」

 

ですから、100万円の元金が200万円になるのに24年かかるということがわかります。

 

1990年代初旬、バブル時代と言われた当時、メガバンクの定期預金は年利6%、郵便局の定期預金は8%という時代がありました。

 

金利6%だと12年で元本が2倍になります。
子供の進学準備にと100万円を定期預金で預けておけば12年後には200万円になったわけです。

 

現在、定期預金の金利は0.02%程度です。
金利が高いと言われているネット銀行でも5年物定期預金で0.2%程度という超低金利時代。

 

計算するのもなんなんですが、0.02%を72の法則に当てはめると、
72÷0.02(%)=3600年。

 

………。
3600年って….。

 

一応0.2%も計算しておきましょう。
72÷0.2(%)=360年。

 

………。
360年って….。

 

ちなみに江戸時代は、徳川家康が征夷大将軍に任命されて江戸(現在の東京)に幕府を樹立してから慶応4年/明治元年4月11日(1868年5月3日)に江戸城が明治政府軍に明け渡されるまでの265年間です。

 

 

江戸時代の始まりから終わりまで経過しても元金は倍になりません。

 

もちろん銀行等の預金には元本保証という最大の安心があるのも事実ですから、何も倍に増やすことだけが重要なわけではありません。

 

しかし、お金にも働いてもらわないと増やしていけない時代であるのも事実。

 

「72の法則」を使うと、様々な金融商品に対し「何パーセントくらいの利率で回れば、どれくらい増えるのか?」という具体的なイメージがわいてきます。

 

大事なお金を運用するにあたって、今運用している金融商品だと2倍になるのはいつなのか、今検討している商品はどのくらい増えるのかをシミュレーションしてみるといいのではないでしょうか。

 

ですが、資産運用には必ずリスクが存在します。

 

ただ金利が高いというだけで金融商品に飛びつくほど危険なことはありません。

 

金融商品を知り、ご自身の許容リスクを知り、そして最大の武器である時間を味方にして、長期で運用することでリスクを下げていくことは可能です。

 

預金、貯金のほかにも、株、外貨、債券、保険、そして最近では仮想通貨まで、自分自身で様々な運用手段を選べる時代が来ました。

 

ぜひ、様々な運用を知って、チャレンジしてみて下さい。

 

あ、一応ファイナンシャルプランナーなんで、そのあたりのことを聞きたい方はぜひお問い合わせを。

 

 

東京営業所所長
ファイナンシャルプランナー 髙柳周太

2018年06月15日