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しげちゃんのウラジオストック視察旅行記    その②

2.ウラジオストックの概況

 

ロシアの極東に位置する沿海州は、人口192万人、面積は北海道の

約二倍である。

 

 

ウラジオストックはその州都であり、人口は62万人。

地理的に日本に近いことから、昔より日本との関係が深く、

1909年(明治42年) には日本の総領事館が開設されている。

 

その後日本からの移住が始まり、ロシア革命後の1920年には約6000人の日本人が住んでいたと言われている。

 

また、敦賀~ウラジオストック間の連絡船とシベリア鉄道を乗り継いで欧州に向かうルートは

当時日本とヨーロッパを結ぶ最短ルートの一つであり、明治の女流歌人与謝野晶子もパリにいる夫・鉄幹のもとに赴くため、このルートを利用したという。

 

ソ連邦崩壊後の1992年、ウラジオストックが再び開放され、日本との定期航路が開設されている。

以降今日に至るまで、政治・経済・文化など様々な交流が進んでいる。

 

 

3.OPORA RUSSIA(会員60万人の経営者団体)との

交流会

 

6月15日金曜日の夕刻、同友会東支部の会員の経営する居酒屋でOPORA RUSSIAウラジオストック支部の会員と交流した。

ロシアはペレストロイカを経て、新しい政治・経済体制の中で、その仕組み作りの最中であり、現在模索中だと感じた。

この地では、イギリスの会社とゴルフ場建設が進行中である。

 

また、北海道青年会議所とも交流をした。「日本に投資してほしい分野は」との問いに

農業・物流・ITなどが上がり、この地域の特産のカニ養殖・はちみつなど、日本企業の持つ技術やサービスを活用したビジネスの可能性が強調されていた。

 

 

4.沿海州政府(公団)訪問

 

ウラジオストックは2012年のAPEC開催を契機として、海外からの投資が加速し、現在は1000件を超えてきた。

日系企業では、トヨタ・マツダ・三菱・丸紅などの商社が進出している。

 

諸外国と同様、特区を通じ、優遇措置を講じて、投資の呼び込みに躍起となっている。

 

また今回説明された、Elenaさんは女性委員会の代表であり、次回はぜひ女性経営者との交流を図りたいと強調された。

 

 

(次回に続きます)

 

2018年08月08日