新着情報

しげちゃんのウラジオストック視察旅行記    その①

さわやかな青空のもと、ヨーロッパ風の街並みを歩く

 

 

1.韓国仁川空港経由でウラジオストック空港へ

 

私は6月14日木曜日、韓国仁川空港経由で、空路ウラジオストック空港に到着した。

 

 

入国手続きを終えると女性通訳が迎えてくれ、宿泊先のホテルAZIMUTにバスで向かった。

 

今回の旅には、福岡県中小企業家同友会国際交流委員会9名の一員として参加した。

 

2016年10月、駐大阪ロシア連邦総領事オレグ・リャボクさんと、在日ロシア商工協議会理事長でありロシア人会会長の、ユーリ B・ブーラフさんから

「ロシアビジネスを視察しませんか」との提案を受け、今回の視察旅行が実現した。

 

ホテルにつき、夕食まで時間があったので、ガイドさんに案内され、近くのウラジオストック駅まで散歩に出かけた。

駅では、丁度、モスクワ行きの大陸横断鉄道の列車が入っており、車両を見学したり、車掌さん(女性)と話したりした。

「今度来るときは、横断鉄道に乗ってみてください。シベリアの森が素晴らしいですよ」と声をかけられた。

駅は大きく、おしゃれな土産店が並び、ヨーロッパの雰囲気を醸していた。街を歩くと、6月中旬であるが、日本の3月の桜の開花のころの寒さで、

持参したカーディガンが大変役に立った。

 

街路にはギボシが美しく植えられ、清掃された歩道を、親子連れや学校帰りの子供たちが連れ立って歩き、中国人や韓国人も多く、華やかな国際都市の雰囲気が感じられた。

 

 

スーパーマーケットは、野菜や魚の種類が多く、衛生管理もしっかりされていた。

 

店員さんの応対も、きびきびした気持ち良いものだった。

ただ英語は全く通じず、ロシア語のみしか通じなかった。

 

また、町を走る車のほとんどは日本車ばかり。

あまりの多さにびっくり仰天であった。

 

(次回に続きます)

2018年08月08日

しげちゃんのウラジオストック視察旅行記    その②

2.ウラジオストックの概況

 

ロシアの極東に位置する沿海州は、人口192万人、面積は北海道の

約二倍である。

 

 

ウラジオストックはその州都であり、人口は62万人。

地理的に日本に近いことから、昔より日本との関係が深く、

1909年(明治42年) には日本の総領事館が開設されている。

 

その後日本からの移住が始まり、ロシア革命後の1920年には約6000人の日本人が住んでいたと言われている。

 

また、敦賀~ウラジオストック間の連絡船とシベリア鉄道を乗り継いで欧州に向かうルートは

当時日本とヨーロッパを結ぶ最短ルートの一つであり、明治の女流歌人与謝野晶子もパリにいる夫・鉄幹のもとに赴くため、このルートを利用したという。

 

ソ連邦崩壊後の1992年、ウラジオストックが再び開放され、日本との定期航路が開設されている。

以降今日に至るまで、政治・経済・文化など様々な交流が進んでいる。

 

 

3.OPORA RUSSIA(会員60万人の経営者団体)との

交流会

 

6月15日金曜日の夕刻、同友会東支部の会員の経営する居酒屋でOPORA RUSSIAウラジオストック支部の会員と交流した。

ロシアはペレストロイカを経て、新しい政治・経済体制の中で、その仕組み作りの最中であり、現在模索中だと感じた。

この地では、イギリスの会社とゴルフ場建設が進行中である。

 

また、北海道青年会議所とも交流をした。「日本に投資してほしい分野は」との問いに

農業・物流・ITなどが上がり、この地域の特産のカニ養殖・はちみつなど、日本企業の持つ技術やサービスを活用したビジネスの可能性が強調されていた。

 

 

4.沿海州政府(公団)訪問

 

ウラジオストックは2012年のAPEC開催を契機として、海外からの投資が加速し、現在は1000件を超えてきた。

日系企業では、トヨタ・マツダ・三菱・丸紅などの商社が進出している。

 

諸外国と同様、特区を通じ、優遇措置を講じて、投資の呼び込みに躍起となっている。

 

また今回説明された、Elenaさんは女性委員会の代表であり、次回はぜひ女性経営者との交流を図りたいと強調された。

 

 

(次回に続きます)

 

2018年08月08日

しげちゃんのウラジオストック視察旅行記    その③

5.クルージングと洋上の晩さん会

 

涼風に吹かれ山海の珍味を味わう

 

 

午後は大きなヨットを借り切り、エビ・カニ・キャビアの海鮮料理を満喫し、ウォッカに酔いしれた。

奥深い湾内に漕ぎ出し、快適なクルージングを楽しんだ。

 

 

 

まだ春先の気候であったが、竹下さんが水着で飛び込み、続いて明永さんが飛び込み、ロシア風水泳を楽しんだ。

 

 

 

時間が進むにつれて、乾杯、乾杯が続き、ウオッカの空瓶が並んだ。

湾内を見渡すと豪華なヨットがずらりと並び、ペレストロイカ以降の、新しい富裕層が生まれていることが実感できた。

 

ガイドさんの話では、社会の仕組みが大きく変わり、年金生活者や失業者等は生活が大変だという事。

 

そのなかで、ダーチャ(自家菜園)の話が出た。

多くの都市生活者がダーチャを持ち、そこで野菜や果物を育て、牧畜をして、自給自足の生活を楽しんでいる。

 

また市の中心部にある広場では、土曜・日曜にマーケットが開かれ野菜や果物の生鮮食品や肉、魚が山積みされ、安く売られていた。

私もここではちみつを買ったが、日本の半値であった。

また、チョコレートは種類が多く、ガイドさんおすすめの一品は帰国後、大評判であった。

 

6.極東連邦大学訪問

 

6月16日、ユーリ氏の紹介で、極東連邦大学を訪問した。

 

ここは2012年9月APECが開催され、終了後大学として使用されるようになった。

 

大学には26000人が在籍し、ロシア本国だけでなく、中国・インド・パキスタン・韓国からも多くの学生が来ている。

広大な敷地に、バスが学内を周回し、教授や学内関係者、また学生用の宿舎も完備し、恵まれた教育環境に感心した。

 

日本人は少ないが、函館に分校がある。

訪問時はちょうど夏季休暇の最中であり、学生との交流はできなかった。

 

 

今回の視察では、アジア地域にありながら、ヨーロッパの伝統・文化を感じさせる街並みの美しさ、落ち着いたたたずまいに心を打たれた。

 

物価は安く、食事もおいしく、人々はフレンドリーであった。

 

アジア、ヨーロッパにまたがる広大な国土。

また、ロシア革命、ソビエト崩壊と激動の歴史を持つ大国ロシア。

 

 

えてして暗い印象を受けるが、体制の激変にもたくましく適応し、乗り越えつつある人々の姿に垣間触れることができ、ロシアに対する親近感が生まれた。

 

地理的に近い隣国、これからも交流を深めていきたいと感じた。

 

そして、社員や家族と再度、ウラジオストック旅行を楽しみたいと思った。

 

企画された国際交流委員会の浜田会長、石橋さん、ユーリさんに感謝したい。

 

(終)

 

2018年08月08日

しげちゃんの日々帖

 

 

あじさいが美しく咲く梅雨の季節となりました。

皆様方には、おすこやかにお過ごしの事と存じます。

 

この度、当社はホームページを刷新いたしました。

皆様方とのコミュニケーションを深めていけるように

「わかりやすく」「つながりやすく」をめざしました。新着情報のページも出来ましたので、季節の便りや、折々に私が感じたこと、思ったことなどを綴っていこうと思います。

ご愛読いただければ幸いです。

 

私共の事務所は、福岡市南区老司よりここ中央区平和に移転して5年目を迎えました。動植物園に近い緑豊かな住宅街の中にあります。

今、庭はさつきやアジサイの花に鮮やかに彩られています。朝の掃除を終え、木々の緑や花々のみずみずしい姿を見ると本当に心洗われる思いです。

今年4月、新卒の若々しい社員が入社しました。先輩の指導のもと意欲的に仕事に取り組んでいます。昨年に続く若い社員の入社で、わが社はさわやかな風と活気に満ちています。

 

☆先進医療について

 

さて、この間、皆様方から先進医療についてのお問合せが多くなってきました。体への負担の少ない治療法として先進医療を受ける方が増えてきたことによるものと思われます。

がんを切らずに治す佐賀県鳥栖市にある佐賀ハイマット(重粒子線治療施設)についてはこれまでにも度々皆様にお伝えしてまいりました。

利用する方は多いのですが、健康保険が適用されないので、負担が大きく300万円を超す治療費もあります。私共はその費用をカバーできる先進医療特約を保険につけていただくよう勧めてまいりました。

最新の一般的な先進医療の保障としては、通算で2、000万円まで(先進医療にかかる技術料のうち自己負担した金額と同額まで)となっておりますのでご確認ください。

嬉しいニュースとして、今年4月より前立腺がんの一部先進医療については健康保険適用となりました。

骨軟部がん、頭頸部がんについても適用されます。がん以外では白内障の手術等でも先進医療を受けられる場合があります。

治療法の進歩は日進月歩で先進医療の対象も91分野と広がってきました。今後も増えていくものと思われます。詳しい説明のご要望がありましたらご連絡ください。馳せ参じます。

 

☆世界最大のがん学会開催

 

6月上旬に世界の医者や大学の先生など4万人もの方々がアメリカのシカゴに集まり、がん学会が開かれました。

議論の中心は、がんの新しい治療として注目されている患者自身の免疫の働きでがん細胞を攻撃する「免疫療法」に集中しました。

免疫療法は、手術、抗がん剤、放射線治療に続く新たな治療です。特にアメリカで効果が確認され、医薬食品局が承認した免疫療法や安全性など確認する臨床試験が多く行われています。

医学の進歩は素晴らしいのですが、治療にかかる費用が莫大でありコストをどう抑えるかも大きな課題になっています。

 

私はこの仕事に就いて今年で30年になります。先日、創業時共に学び、教え合い、励まし合ってきた旧友が病気で入院している旨の知らせが届きました。

アフラックがまだ発足間もない頃、創業者の大竹社長を交え「日本でどういう保険を作っていくか」「代理店として何が一番大切か」をテーマに3ケ月に一度東京に集まり、夜を徹してかんかんがくがくの議論を交わした大切な仲間です。しっかり療養して元気になり、また酒を酌み交わす日が来ることを願っています。

 

私は6月中旬に中小企業同友会の研修でロシアのウラジオストックに出向きます。現地の中小企業の会社を訪問し、交流を深めてまいります。次回はその報告もしたいと思います。

 

これから暑さの厳しい季節となります。くれぐれもご自愛ください。

皆様方のお便りお待ちしています。

 

有限会社コスモライフ 会長 渡木繁(トネキシゲル)

 

2018年06月06日